メタセコイアは「編集オプション」ウィンドウから座標系やコマンド、編集のふるまいを変える事ができます。モデリングではよく使うのですが、移動ができなくなったり、選択ができなくなった時には、このウインドウの設定を確認してみてください。意図せずに変わっている時がよくあります。ボタンが緑色の時がオンの状態です。
このウインドウを使いこなすとモデリング効率が上がります。使いやすいようにショートカットを登録してもいいと思います。
「X、Y軸方向だけに動かしたい」など編集可能な座標軸を指定できます。通常は全軸編集可能な状態です。
コマンドによってはここのボタンを変える事で、操作方法を変える事ができます。
「W」ワールド座標
メタセコイア原点の軸に沿った操作を行います。
「L」ローカル座標
オブジェクト毎に設定できる、ローカル座標軸に沿った操作を行います。ローカル座標とは任意に設定できる座標軸です。慣れてくると便利で良く使います。詳しくはこのページでは触れません。
「S」スクリーン座標
今見ている画面を基準にした操作になります。一番直感的に操作ができます。通常時はこのモードです。
各コマンドの選択方法を範=矩形選択、縄=投げ縄選択に切り替えられます。UVマッピングコマンドにも適応されます。
※どちらも無効の場合、選択操作が出来なくなります。
ポリゴンの点・辺・面の要素を選択可能かどうかを指定できます。「辺だけ選択したい」「上手く点を選べない」時など便利です。
混同されやすいのが、ビューヘッダにあるアイコンは「見た目」の切り替えのみです。
有効の場合は、「現在選んでいるオブジェクトのみを選択対象」にします。
無効の場合は全てのオブジェクトをまとめて選択できます。
※頂点吸着は現物有効時でも行えます。オブジェクトロック、非表示部は対象になりません。
有効の時は、チェックした項目に移動コマンド等が吸着するようになります。クリックするとスナップさせる項目が表示されます。通常は全て無効です。
※スナップ機能はマッピングモードのUV展開図では無効です。
有効にすると対称面に対して、対称編集が出来るようになります。ミラー鏡面と違うのは実体がある状態で編集できる点と、対称位置がある頂点しか適応されない所です。詳しくはメタセコイアヘルプの「対称vs鏡面」見ておきましょう。
基準面からどれだけのズレまで対象位置と扱うかは環境設定で変更可能です。