この記事はペーパークラフト「まどか先輩」の作り方と工作ポイントを説明しています。
固定モデルは「百江なぎさ」以来作っていなかったので久しぶりです。
着せ替え可動モデルの構造を参考に、固定モデル用に補強構造と付け替え構造を考え直しています。可動モデルよりも強度はいらないので、組み立て難易度を低くした簡易版の位置付けです。
付け替え出来るパーツはありませんが、可動モデルと同じく、前髪・後ろ髪・顔パーツが分解出来ます。胴体も一応は取り外しできる構造にはなっています。
展開図の説明
展開図には部位毎で色分けした番号を付けています。(パーツ名では無い)組み立て説明はこの番号で説明していきます。
- 左右対称パーツは同じ番号にしてあります。組立方も片方側と同じになります。パーツに付けた記号は青=左、赤=右になっています。組立間違えに注意して下さい。
- フリル部や眉毛などは絵柄に合わせて切り抜いて作ります。
印刷用紙
展開図は紙の厚さは0.15mmのスーパーファイン紙での印刷を想定しています。これより厚い紙は差し込み構造等、うまく組み立てられない場合があります。
特に最近おすすめな紙は「FUJIFILM マット紙 画彩 スーパーファイン仕上げ(紙厚0.15mm)」です。
頭の組立
顔(Fパーツ群)は1〜4を組立、眉毛パーツ5は形通りに切り抜いて、前髪と合わせた所で、接着します。
顔の中心から組み立てると作り易いです。綺麗に仕上げ為に、「のりしろ切断」「メンディングテープ」で組立→ニス&水性アクリジョンを塗っています。
詳しい手順については別記事を参考にしてください。
顔裏側へ補強&取付部品の2〜4を接着していきます。
パーツ4の接着前にパーツ2と3をF記号面へで着して下さい。
4は顔パーツ裏側のアウトラインと*印糊代を合わせて接着します。*印糊代は切断しないでください。
前髪は(HA)パーツ群です。先に取付構造の7と8を組立ます。接着はA記号面個所で接着して下さい。
1〜5を組立ます。3パーツは前髪形に沿って接着していきます。
1パーツのりしろへ左右6パーツを接着します。後ろ側でa印糊代形を貼り合わせて下さい。a印糊代は内側に折り返すだけでOKです。
後ろ髪(HB)の組立。これも取付構造から作ります。二つあるパーツ2を張り合わせ、3〜5パーツも組立ます。組み立てる向き、裏表に注意。
パーツ2・3・4のB記号面を接着し、C・F個所へ6・7パーツも接着します。
パーツ6とC面接着時には1mmほど隙間ができます。隙間がないと、前髪パーツと組み立てができないので注意です。
パーツ5へはD記号面を基準に接着すれば、後ろ髪の取付構造は終わりです。
前髪(HA)と後ろ髪(HB)と取付構造の接着は、*印のりしろ形を基準に接着してください。背着後は*印のりしろは不要なので切断します。
HB左右おさげパーツ8の組立。裏側へ回る*印糊代はのりしろ同士を張り合わせて下さい。
左右リボンパーツ9の三角形部を切り抜いておくと、接着位置合わせが楽になりますよ。
胴体(BD)の組立
@ 胴体(BD)の組立は下写真までをそれぞれ組立。
A 組立構造部は14〜17を組立。
本体部の内側へ接着しますが、パーツ22を差し込んでガイドにすると、接着し易いです。
腕(AM)の組立
腕(AM)はパーツ1〜3を順番に組立ていきます。
肩フリルパーツ4〜6は最後まで組み立てる前に、@で組み立てたパーツのグレー面へ接着してから閉じます。
手の部分は7〜9です。パーツ2の先へ差し込みます。
胴体への接着は左右グレー面へ接着して下さい。
足(RG)〜全体の組立
@ 足(RG)部分は足先から1〜3を順番に組立ます。
フリル4はパーツ2と3の隙間へ接着して下さい。
パーツ5を接着し両足を繋げます。
A 胴体(BD)の18〜21を取付構造です。4つのパーツを組立、*印糊代を基準に接地面で接着します。
B スカート(SK)を組立、Aまで作った物の*印糊代と形状を合わせて接着します。
足で立たせるには、胴体に対し頭が重すぎるので難しいです。この段階で、足の中へオモリを入れて下さい。オモリは釣り具のオモリやガン玉が適当だと思います。
CパーツBD-22を接着し、組み立てたパーツを接着して行きます。
D 残りのリボンを接着し、顔・前髪・後ろ髪を順番に差し込みます。
E 最後に眉毛を接着すれば完成です!!何気に接着するのが一番難しいかもしれない・・・。