この記事はペーパークラフト「深月フェリシア」の着せ替えパーツの作り方と工作ポイント説明のみをまとめています。特徴的なマフラーと武器の組み立てについての記事です。
武器は別途ファイルに分けました。A4用紙を1枚使った重量級武器、フェリシアハンマー。流石に重いので担ぎあげる場合はジョイント保持ができませんTT。写真はフードの突起に引っかけて持たせています。(この状態で自立は可能)
武器を持たせるにはHANDパーツで握り手を作る必要があります。絵柄がズレが気になる場合は、ズレる個所を切り取って貼り付ける等、作り方に工夫が必要です。
今回心配だったのがマフラー(T)です。パーツが大きいので重量バランスが怪しかったです。可動域の制限を避けるため、ヒンジを設けて動かせる構造に。
ヒンジにスポンジを仕込む事で多少の保持力が掛るように作れました。
重量についてはそれほどバランスに影響は無い気がする。(素体の個体差等はあると思いますが)
マフラー(T)部位の組立
マフラー(T)部位1〜12パーツは左右対象でそれぞれあります。のりしろの印、赤=右・青=左で判別、マークを付ける等で間違えないように。
@ 1パーツにも■folded and hiddenの折込指示があります。→折込造形■folded and hiddenの作り方
こちらもsimple展開図に差し換えれば、組み立て難易度を下げる事ができますよ。
@ 軸2は十字形に折り、1へ接着します。似た形の部品6とはサイズが違うので注意。
A 補強パーツIC-HEAD INNNERの8a+8bを裏側へ接着します。1を全て閉じてしまうと、後の部品が取り付けが難しくなるので注意。
B @の作り方同様に、4と6を組みます。
C 5パーツとの接着します。ピンセットが届くよう、のりしろは長めにしてあります。
接着剤が完全に乾いた頃合いで、5パーツを絵柄に沿って折り目をいれて、萎めて下さい。
D 軸に7パーツを巻き付け接着。(動かせる事を確認)Aまで組み立てたものと接着し、閉じます。接着前に左右上下を確認して下さい。
E 3パーツも同様に軸パーツに巻き付けて接着。
F 8と9を絵柄に合わせ取り付けていきます。その後に残りのリボンパーツ10〜12を接着。
G 3パーツのグレー面と@で組み立てたt面で合わせて接着して完成。
マフラーは胴体(B1)の首部に差し込んで取り付けます。
【ポイント】シワ造形等でマフラー形状が安定しない場合は、裏側へボンドを少量塗りつけて、硬化させると形が整います。
武器(W)の組立
強度を保ちつつ軽量化を目指しましたがどうだろうか?武器のような構造物が一番悩ましかったりします。
@ 補強部分から作ります。6〜9を下写真のように組み立て。4枚ある7パーツは6パーツの両側面に接着します。(のりしろ部は接着しない)
A 1〜5パーツは柄部です。展開図通りに組み立てると、おそらく強度が足りません。ハンマーヘッドの重量で曲がってしまいます。
一例として、のりしろを別パーツ化して補強しつつ、継ぎ目の目立たない方法で組み立てました。中に竹串などを通す方が手取り早いです。重くなりますけど。
B ハンマーヘッド部の21〜24を組立ます。
22と24パーツは少し組み方が特殊。モデルで"溝"になる部分は接着せずに切抜。折り目だけ付けて置きます。
リング状にした25を潰しながら溝まで入れて下さい。溝まで持ってくれば、それ以上広がることがありません。接着の手間と軽量化としての試みです。
C その他の装飾の組み立て。
グリップエンド部は18〜20です。
D @で作った補強部をハンマーヘッドの中に入れ接着します。*印のりしろが接着位置です。その次に26と27を接着。
E 補強部位8+9に*印のりしろを接着位置として、10を巻き付けるように接着。接着後は印のりしろは不要です。
F DとEを接着し、ハンマーヘッド部は完成です。
G 残りのパーツは柄へ差し込んで接着します。位置は12パーツ上と柄が同じ高さで止まる所です。
H 最後に柄後部にグリップエンドを差し込んで接着。
【ポイント】パーツ12をハンマーヘッド部に差し込んで完成ですが、この状態で柄が安定しない場合は、内側に紙でパイプを作る等、詰め物をして下さい。