UV展開画面での操作には慣れてきましたか?このパートでいったんサイコロを使ったUV展開は終わりです。
最後にUVの「整列」ツールを使って、サイコロのテクスチャを整えて完成させます!!
手動で正確な直線・正方形にUVを調整するのは骨がおれますね。キッチリ・カッチリ展開図を整える方法の紹介です。
UVマッピングのおさらいは
UVマッピングで躓いたら
UV頂点の整列
手動ではなかなか、UV頂点を真っ直ぐに頂点をそろえるのは難しい作業です。正方形にしたいのにグニャグニャなので、せめて辺だけは真っ直ぐにしたいですね。
選択した頂点を真っ直ぐに整列する機能があります。メニュー<"UV操作"<「整列」コマンドです。
「U」(縦整列) ・「V」(横整列)・「自動」(自動で整列) の3種類があります。
移動や選択で頂点を2つ以上選択し、整列の「U」か「V」を押してみて下さい。頂点が直線に並びます。間違ってしまったら、元に戻す(Ctrl+z)
「自動」は選択した頂点配置によって自動的に「U」か「V」に整列してくれます。あまり散らばった範囲に整列を掛ける機会は少ないと思うので、「自動」だけをショートカット登録して使えるようにしておくと便利だと思います。
・選択頂点の平均を取って選択頂点の全てが動きます。
【Tips】そもそもUV座標って何?
そもそも、UV展開のUVって何だろうかって気になりませんか?平面の座標はXYが使われる事が多いと思いますが、3Dソフトでは立体を表す軸に既にXYZが使われている為、平面を表す時に混同するので、XをU、YをVに置き換えてUV座標と呼ぶらしいです。
「U」か「V」で迷った時に役に立ちます。整列だけなら「自動」が有るし、元に戻す(Ctrl+z)でも戻れるので、今は深く考えなくてもいいかも?
「直線化」コマンド
整列コマンドは「U」と「V」に対して直交に並べてくれます。「直線化」コマンドは始点と終点までのルートを選択し、その間を結ぶ頂点を直線上に整列するコマンドです。
始点をクリックして、次に終点になる頂点にマウスを近づけると、その頂点までの最短距離がルートとして表示されます。クリックすると確定します。
・始点と終点は元のままで、2点間だけが動きます。
・連続選択できる頂点は繋がったUV群"アイランド"だけです。→tipsアイランド参照
・「境目のみ」をチェックすると、アイランドの外周だけ選択できます。
・3Dモデルの繋がった頂点のみルートが示されます。
UVグリッド表示とスナップ
整列コマンドで見た目は綺麗に整えられましたか?最後にUV展開画面に方眼紙(グリッド)を表示させ、それに合わせてUV頂点を吸着(スナップ)できる方法を紹介します。
テクスチャ"dice.png"は直線に沿って、規則正しく並んでいます。これを利用した方法です。
綺麗な正方形に揃えてサイコロの絵をビシッっと整えて完成させましょう!
UV操作コマンドを選ぶとUV編集画面に入るのはもう慣れましたか?その時に出てくる"画面オプション"の「グリッド」をON(黄色)にすると、UV展開図上にグリッドを表示する事ができます。
グリッドに合わせて目感で合わせるのも手ですが、もっとスマートに。画面オプションのグリッドの下に「スナップ」があります。これをONにするとグリッドにUV頂点がスナップされるように!
グリッドの分割数は、メニュー/UV操作/「詳細設定」で変更できます。サイコロのテクスチャは下図の通りの設定、分割数を16に設定すると、ジャストなサイズでスナップできます。
一定の間隔でUVを整列させたり、円筒形のUVを開くときに便利です。
・<詳細設定>の「グリッドの中心にスナップ」はチェックすると、スナップ位置が格子の中心になります。
以上、サイコロでのモデリング講座でした!「サイコロを作ろう!」パート1〜4最後まで読んでくれた人、実践してくれた人はメタセコイア4でのモデリングとUVマッピングはどのように進めるのか、だいたい掴めたでしょうか?
次回は複数のオブジェクトを使った、モデリング講座を考えています!
To Be Continued
Great blog, continue the good work!