パート2では「焼き込み」機能で選択した面を見たままUV展開図に貼り付けて、「移動」「拡大」ツールで編集しました。
でも、一面一面がバラバラで編集が面倒ですね。UV展開図と3Dモデルはリンクしています。モデルで繋がっている部分のUVは、コマンドで連結することが出来るのです。
このパートではUV縫合機能を使って、3DモデルとUV展開図の関係に慣れてみましょう。
UVマッピングの設定等のおさらいは
- 「【メタセコイア】サイコロを作ってみよう パート2(UVマップ編)」
- UVマッピングで躓いたら「要点とトラブルシューティング」 記事をみて確認しましょう。
UVの縫合と分離
UVの「縫合」コマンド
切り離されたUVマップの辺を接合したい場合、「縫合」コマンドを使います。UVの境目をクリックすると対応する辺のUVのまとまりが引き寄せられ、頂点が結合されます。
・3Dモデルの辺をクリックでも編集できます。
・Shiftキーを押しながら選択すると、連続して辺を選択できます。
・選択辺に合わせて、UVスケールが調整されます。
・3Dモデルで繋がっていない辺は、指定できません。→【tips】参照
UVの「分離」コマンド
反対に繋がった辺を切り離す場合は「分離」コマンドを使います。分離させたい辺の頂点を選択して、切り離したい場所の頂点をクリックです。
・3Dモデルの頂点をクリックでも編集できます。
・Shiftキーを押しながら選択すると、連続して頂点を選択できます。
・その場で切り離され、分離した頂点が動きます。
・3Dモデルで繋がっていない辺は、指定できません。→【tips】参照
UV「移動」コマンドの頂点スナップ機能
もう使っていて、お気づきの方もいると思いますがUVの「移動」コマンドには近い頂点に吸着(スナップ)できる機能があります。
操作はUV頂点を選択し、ドラッグで移動させながら、別の頂点の近くで右クリック!!で頂点を結合できます。
・このスナップは3Dモデルの繋がりに関係なくどの頂点にも行う事ができます。
・別のオブジェクトUVへのスナップは、「編集オプション」パネルの「現物」のON/OFFで変えれます。
【tips】UVのまとまり、アイランド
繋がったUVのまとまりは「島」、「アイランド」などと呼ばれる事があります。メタセコイアでも繋がったUVは”まとまり”として認識しています。
連続面で繋がってるUVを一括して選択できたりします。
「移動」「回転」等のコマンドはShift+Ctrlを押しながら、左クリックするとアイランド単位で選択する事ができます。
メタセコイアでのアイランドは、”3DモデルでもUV展開図でも実際に繋がっている面のまとまり”です。まったく関係の無い所の辺同士を繋げても、アイランドとして認識されません。
「縫合」と「分離」コマンドで繋がってるのに上手くいかないのは、この”まとまり”がどこかで、途切れているからです。この事を覚えておくとその他のUVコマンドでも役に立ちます。
UVの切れ目強調表示
UV展開画面の”画面オプション”の<切れ目>をONにすると、3DモデルへUVが繋がっていない辺を強調表示できます。
ビューヘッダで「辺」を表示している場合は分りにくいかもしれません。OFFにして縫合や分離コマンドを使って試してみてください。
初期設定では赤色で辺の切れ目が分るようになります。
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