2019年08月23日

【メタセコイア】サイコロを作ってみよう パート1

 メタセコイアにあるサンプルモデルを例に実際にモデリングしてみましょう。

基本操作はブログの説明記事やメタセコイアのヘルプを確認して下さい。

 メタセコイアのチュートリアルモデリングでも学習は十分なはずです。なのでこのブログでのチュートリアルは「ペーパークラフトで使えるモデル作り」に重点を置いています。ツールの説明等は少し触れる程度としています。

モデリングの準備

 メタセコイアのサンプルファイルにもあるサイコロと同じものを作ります。
how_dice002.jpg

 無料版メタセコイアはソフトを立ち上げるたびに必ずシリアルID入力を問われます。"シリアルID無しで起動”を選んで起動します。初回起動時には必ず"始めて利用される方への案内"が表示されます。

「次へ」でページを送り、次回から表示しないのであればウインドウ左下のチェックボックスにチェックを入れて「閉じる」をクリックしましょう。

how_dice003.jpg
最初はメタセコイアのモードが「初心者」になっていると思います。が、使える機能が限られるので、「モデリング(文字)」を選びます。
how_mode_cheng.gif
左側に「コマンド」「オブジェクト」「材質」パネルがある事を確認しましょう。無い場合、誤って消してしまった場合はメニューバーの”パネル”から表示さる事ができます。
how_panel_vew.gif
今回は新しくファイルを作成すると既にある、オブジェクト"obj1"材質に"mat1"を使ってモデリングを始める事にします。

基本図形

 サイコロはどの面も同じな四角い形状です。コマンドの基本図形ツール(ショートカット:P)を使うと、サイコロのような基本的な図形は簡単に作ることができます。モデリングに良く使うコマンドです。

 基本図形は平面から円柱など9種類から選べます。作成位置にはハンドルが表示され、移動・拡大・分割数を調節できます。詳細設定では更に細かく分割数やサイズを設定できます。

how_primitive_set.gif

 サンプルと同じサイズにしたいと思います。コマンドパネルから「基本図形」を選んで、”詳細設定”を開き分割数は全て"1"にして、サイズをX・Y・Z方向をすべて"150.0"と入力します。

 今回は"obj1"に作るので、そのまま"作成"を押して確定します。

(立方体にするにチェックするとサイズを一か所の数値入力で行う事ができます。

how_dice_edit.gif
 "新規オブジェクトとして作成"としない場合、作成を押した回数だけその場に立方体が作成されてしまいます。"obj1"をダブルクリックで設定を開き、オブジェクト情報で面数が作成した面数と同じかを確認しておきましょう。今回は立方体なので"6"ですね。
how_mqo_objdate.jpg

 始めての場合は、面が重なっている事が分りにくいので、対処に困ってしまいます。間違ってしまった場合はオブジェクトパネル"削除"を選びオブジェクトを全て消し、"新規"を押して、新しく作り直して下さい。

 では、ここでちょっと休憩です。メニューバーから"ファイル>名前を付けて保存"を選びセーブしておきましょう。保存場所は”練習サイコロ”とフォルダを新しく作ってファイルの名前は"test_dice"にしましょう。

色を変えてみよう

 基本図形を新たに作る場合、現在選ばれている材質で作成されます。材質パネルから"mat1"の色を変えてみましょう。"mat1"をダブルクリックして、基本色をカラーピッカーかカラーライブラリから色を変更してみましょう。
mqo_c_pic2.jpg
 色が決まったら"OK"をクリックしてウインドウを閉じると、サイコロの色が変わります。
mqo_c_pic1.jpg

照明を変えてみよう

 では次に光の当たり方、「照明」を触ってみましょう。コマンドメニューをクリックして折りたたむか、マウスホイールで「照明」メニューウインドウがあります。ここでは光の当たり方や、照明の種類、色を変える事ができます。

how_mqo_light.gif

 球をドラッグすると光の当たり方を変える事ができます。「逆光」にチェックを入れると、光が後ろから方から照らされます。カメラの方向などを変えてみて確認してみてください。立体を作ってるんだなーと実感できるはずです。

※材質のシェーダが"Constant"だと、光と影が適応されません。基本色のみの表示だけなので、もっとも高速に描画できるシェーダでもあります。

 初期の設定はライト数が1つだけです。照明の数や"三点照明"等に切り替える事ができますが、ペーパークラフトモデルでは深く触れないでおきます。

部分的に色を変えてみよう

 材質パネルの使い方でも説明したように、複数の色を作って面(ポリゴン)単位で塗り分ける事ができます。材質パレットから「新規」を選んで新しく材質を作り、設定から好きな色を作ってみてください。
how_mqo_new_mat.gif

 ポリゴンに材質を塗るにはコマンドメニューの「材質」ツール(ショートカットM)を使います。

現在選択している材質をサブパネルから指定面、または接続面に塗る事ができます。

how_mqo_put_cl.jpg

面をクリック、またはドラッグしている間に触れた面の材質を変更します。

これだけは覚えよう

    • オブジェクトパネル
    • 材質パネル
      ※パネルを再表示させる→メニューの「パネル」から
    • 基本図形を作る→基本図形ツール (ショートカット:p)
    • 面に材質を塗る→材質ツール (ショートカット:m)
    • 光の当たり方を変える→照明の球をグリグリ
      ※ただし材質のシェーダが"Constant"には関係ない。
posted by くじら at 00:30 | Comment(1) | ペパクラ設計 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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Posted by Maximilian at 2021年07月26日 19:10
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