v7.1素体からの変更点は、素体からの外装パーツの全分解を可能にできたこと!素体1つ有れば、少ない部品作成でキャラクターを作る事ができるように!可動着せ替えペーパークラフトとなりました♪
素体部品も分解できるものが増えたので付け替えの自由度もあがりました。比例して難易度があがってしまっているかもしれません。が、部位単位での組み立て・修正が容易。1つ作れば他キャラクターに着せ替え可能な点など多くのメリットがあると思っています。
基本的なパーツ構成はv7.1素体からは変えていません。部品番号も変えていないので、作り方の流れは大きく変更した部分以外、ほとんど「V7.1可動素体〜紙関節の作り方」と同じになります。大きな変更点は股下部分の構造変更と、差し込み部品抜け防止用部品Q7の増設です。v7.3から追加・変更した要素は【v7.3】としてあります。
※写真を流用しているので、実際のものと異なる所があります。
2.本体素体の組立方
印刷用のPDFには前回と同じように、ほぼ原寸サイズの組立図面があります。組立の時に手元にあると、部品位置の把握ができるので組立の参考にして下さい。関節部品の取り付け位置と向きも記載しています。
- 素体本体の展開図はBONE V7.3の2枚です。IA=体、IB=手足、IC=頭、キャラ固有パーツのように、群分しています。
- 今回から部品に番号も付けたので探しやすい工夫も(CADで手打ちなので番号間違いがあるかも・・・)。手足部品の・・-L、・・-Rは左右に配置する部品です。番号の色も青=左、赤=右と、なっています。 左右対称なので基本的に作り方も同じです。キャラによって非対称部品がでてくる場合は別途、説明を参照。
- 【v7.3】Qから始まる部品番号は、v7.3で追加した部品群です。差し替え構造の為の取付部品です。
- Pから始まる部品番号は、組立に使わない調整用部品です。はめ込み構造で緩い時、スペーサー、補強用として使って下さい。
展開図は工作補助として、線や記号等をつけてあります。部品方向や、合わせ目印です。
赤ラインは谷折り指示。緑ラインは切り込みを入れる個所。斜線範囲とB記号は切り抜きを意味しています。
赤▲印はその角度の大きな頂点が正面に向く事を表しています。組立目安にしてください。
組立を間違えない為にも、その他にも記号がありますが、何かのあるんだな〜と、見ていれば助かるかもです。
IA-BODY PARTS群の組立。構造は前Var.と同じく両腕を交換できるようになっています。腰ジョイントは廃止して、パーツの取り換えで腰の角度を調節できるようにしてあります。
5・6は同形部品です。まず折り目をけて中心部を接着。飛び出た部分は内側へ折り込み接着します。
2つを貼り合わせます。
7・8パーツは左右対称部品です。
★印のついた面同士を形を合わせての赤ラインは谷折りにして、★印同士を合わせて接着します。★印面を接着する時、側面糊代も一緒に挟んで接着すると、強度が上がります。
5・6部品同様で2つ作ったら、中心部で接着。出来た物をドッキング。
接着方向に注意。中心シームを合わせます。
【v7.3】背中になる部分に"Q"の矢示記号があります。この部分に切り込みを入れてQ7部品を取り付けることができます。
1・2部品は糊代を起こして、番号面を接着。そのあと互い違いに接着します。中心部は”切り抜き”なので注意。
9・10・11は差し替え式の腰部品です。部品が2セット有るのは交換用の為です。10・11部品の中心を接着し閉じます。
9部品の印と”円”に成るように合わせて接着。角度を替えて接着する場合は、干渉する部分を切り取ります。
腰パーツの作成。14,15,19,20を組立て、合わせます。中心に差し替え腰部品が刺さります。前後も間違わないように。
【v7.3】ここにはQ7部品の取り付けができます。20のQ記号グレー部に切り込みをいれ、立ち上げて取付部分を作ります。
・肩と腕肩ホルダーの作成。展開図を1枚に簡略化。折り線指示に従って折り返して、接する面は接着します。内側で★印面同士が合うように。
側面は内側のd印部が合わさって”円”になります。
上部を閉じる前に、d印円をバンズサンド型ジョイントを接着。軸先はB抜き穴に通します。
【v7.3】v7.1でのJC+JDジョイントは構造上、保持力が強くなる所を考えて接着しなければなりませんでしたが、バンズサンド型ジョイントは全周回転が可能なので、向きを考える必要は無くなりました^^
腕部品の組立、可動域が狭くなりましたが、作り易さを優先。2重関節を廃止しました。ジョイント取り付け方向には注意。組み図を要確認してね。
3・4部品の★印面は折り返し、合わせて接着します。部品接続用のツメになります。
【v7.3】4+5・2+3パーツは全て接着する前に、後からだと取付しにくいので先にジョイント部品を接着しておきます。
貝合わせジョイントの締め付け部分にQ1部品を接着します。A2の取付穴になります。
HAND部品接続の為のQ6部品を接着します。注意点は腕部位をQ6・4+5部品のスリットへ差し込みながら取り付ける為、スリットの位置は合わせて接着します。
肩ホルダー部品とジョイント接続します。繋げた所。
【Point】肩部分ジョイントの取り付け間隔にも注意して下さい。ジョイント先部の取り付けマークから2.7〜3.0mm程が目安です。後に本体部品を取り付けるので、狭すぎると入らなくなります。 【Point】良く動かす肩部にも貝合わせジョイントを使用しますが、接着代が小さく強度が心配です。細長く切った紙を巻き付けて接着して、補強してあげた方が安心かも。
・股下部分【v7.3】大きく構造を変更した部分です。股部と足部を差し込み方式に変更。六角形の差し込み穴で強度が向上し、差し込み位置の変更により可動域を拡大することができました♪
@ 股下部分の作成。部品の省略で難易度は下がっています。折り返して穴に通す等、すこし変わった所が有るので、展開図の折れ線指示に注意。
17部品の組立。グレーの部分を内側へ折り返して接着します。
A 部品4・5の★面は立ち上げて、接着します。パーツの補強板です。
接着した★部を巻き込んで、糊代へ接着します。 【Point】差し込み時に干渉するので、糊代は見えないように内側へ接着します。 4・5パーツの背を合わせて接着。六角形状になります。周りのタグは接着せずに開いておきます。 先部分は90度程に曲げて接着します。そこへジョイント部品を取り付けます。 ジョイントを接着した後、補強で@内側のタグA外側のタグを接着します。 【Point】タグの接着は、ジョイント部に被らないように注意!
B 左右1・2パーツをそれぞれ組み立てていきます。先に六角形部を組み立てて下さい。 合わせて出来た六角形穴へAで作った部品を差し込んで確認してみましょう。 【Point】2つある糊代は差し込み調整用です。窮屈にならない程度に赤マルの糊代を接着しましょう。 1・2部品の内側のへ17部品を差し込んで、固定できる構造になっています。
接着した★部を巻き込んで、糊代へ接着します。 【Point】差し込み時に干渉するので、糊代は見えないように内側へ接着します。 4・5パーツの背を合わせて接着。六角形状になります。周りのタグは接着せずに開いておきます。 先部分は90度程に曲げて接着します。そこへジョイント部品を取り付けます。 ジョイントを接着した後、補強で@内側のタグA外側のタグを接着します。 【Point】タグの接着は、ジョイント部に被らないように注意!
B 左右1・2パーツをそれぞれ組み立てていきます。先に六角形部を組み立てて下さい。 合わせて出来た六角形穴へAで作った部品を差し込んで確認してみましょう。 【Point】2つある糊代は差し込み調整用です。窮屈にならない程度に赤マルの糊代を接着しましょう。 1・2部品の内側のへ17部品を差し込んで、固定できる構造になっています。
腰パーツとの接続構造を取り付けます。12・21部品は挟むように接着すると、強度があがります。頻繁に付け替えするなら頑丈に作っておきましょう。
・足太もも部品。6・7の★部分は山折りにし、接着してから組合せます。底の部分にはバンズサンド型ジョイントを取り付けます。 【v7.3】部品取り付け部として、★部先が伸びて写真と形状が異なっています。
ジョイントを接着し、太ももパーツと接続します。
【Point】可動を確認します。良く動かす部分となるので、ジョイント部品の締め付けを強くしておくと良いです。
残りの太もも部品と膝部品も組立ます。
【v7.3】10部品へは取付構造Q1部品を接着します。
13+14部品はジョイント接続個所と、★印面を合わせて接着します。記号c・d面へ15部品を接着します。この部分に足先部品を接続します。
【v7.3】15パーツへQ7部品を取り付ける場合はスリットをいれます。
膝を中心に3つの部品をジョイント接続させます。接続方向を間違えやすいので、組み図をよく確認して下さい。仕上がりにより、膝ジョイントが入りにくい場合は、ハサミで少し広げてあげた方が良いかも。
太もも部品とジョイントで接続します。
バンズサンド型ジョイント接着面が狭い為、強度に不安があります。P5部品で補強する事をオススメします。その後に、外組みパーツの接続用12を接着。
A Q4はグレーの★印面のみを接着します。その後Q3を接着。Q5取付ツメが入るように空間ができるように。 素体に付けられるか、確認しておきます。10パーツに付けたQ1部品へQ5部品ツメを差し込み、Aパーツをツメへ差し込んでみましょう。 仕上がりによって差し込み辛い時は、干渉する部分を調整する必要があります。
【v7.3】展開図上のQ記号は、Q7部品は差し込み部品の抜け防止部品を取り付けられる個所です。間にスポンジテープを張り付けバネの代わりに使います。
部品を差し込んだ際に爪とスポンジの弾力で、引っ掛りになり抜けにくくなるようになります。ちょうどプラモデルのスナップフィットのような構造です。スポンジテープが無い場合は細めのストローでも可能だと思われます。
Q7を付けなくても組立は可能です。部品を付けなくても直接スポンジテープを張り付ければ良いのですが、組立毎にバラつきがあると困るので機能として作りました。
足先部品19・20の糊代には外組み部品を取り付けるので、立ち上げておきましょう。
・膝取付部品Q3~Q5パーツは膝部品(R2)部位を素体へ取り付けられるようにするパーツです。外装のR2部品へ接着して使います。先に組み立てておき、取り付けられるか確認しておきます。 @ Q5は★印面を合わせて接着。差し込みツメにします。
A Q4はグレーの★印面のみを接着します。その後Q3を接着。Q5取付ツメが入るように空間ができるように。 素体に付けられるか、確認しておきます。10パーツに付けたQ1部品へQ5部品ツメを差し込み、Aパーツをツメへ差し込んでみましょう。 仕上がりによって差し込み辛い時は、干渉する部分を調整する必要があります。
・追加パーツなど21・22部品は股下部品(パンツ等)を取り付けるものです。P8部品と22部品を組み立てると、太ももジョイントを固定できるようになるので、自立が安定します。 【v7.3】構造改善でかなり安定性があがったので、使用しなくても自立が安定すると思います。長く飾る時は21・22部品(パンツ部品)を取り外して、100円均のメモクリップをスタンド代わりに使うと良いですよー。
【v7.3】展開図上のQ記号は、Q7部品は差し込み部品の抜け防止部品を取り付けられる個所です。間にスポンジテープを張り付けバネの代わりに使います。
部品を差し込んだ際に爪とスポンジの弾力で、引っ掛りになり抜けにくくなるようになります。ちょうどプラモデルのスナップフィットのような構造です。スポンジテープが無い場合は細めのストローでも可能だと思われます。
Q7を付けなくても組立は可能です。部品を付けなくても直接スポンジテープを張り付ければ良いのですが、組立毎にバラつきがあると困るので機能として作りました。