■目次
・目立たない所に作る■目立たない所に作る
・形の流れに沿って作る
・別パーツを被せる形にする
・平面での接着箇所を作る
・”影”を意識した展開図
・繋ぎ目を折り込む
基本中の基本。あえて、目につく所に繋ぎ目を作りませんよね?展開図を作るとき、最初にこの部分から展開方法を考えていくと分かり易いかも?
@ 首下、脇下、足裏
A 関節の曲がる部分・背中
B 谷折りになる部分
基本的に”影”になる部分から考えてます。Aはポーズにより変わってきます。 Bは谷折り箇所は絶対影になりますからね( ̄ц ̄)
■形の流れに沿って作る
繋ぎ目があったら特に目立ってしまう所は、本来繋ぎ目が無い所に繋ぎ目がある所だと思います。絵の練習をしてる人だったら分かりやすいかもしれませんが、物の流れを意識して描く練習法があります。それに似ていて、物の形が自然に見えるように展開方法を考えています。主に髪の毛と衣装(シワの流れ)部分に使っています。他には模様などに沿って展開するのも良い方法かもしれません。
ただし、この展開方法はパーツ数が多くなってしまいますがf(;´_`)
■別パーツを被せる形にする
ベルトやブレスレットなどを考えれば分かり易いかもです。腰部分で接着したとします。この部分にベルトパーツを巻きつければ、繋ぎ目を意識しなくても良くなりますね。
・シャドーアート風な技法
最近、よく使っている「シャドーアート風」な技法でも同じ効果を作る事が出来ます。本来シャドーアート・ボックスは同じ絵柄を何枚も重ねて立体的に見せる技法ですが、繋ぎ目箇所にこの技法を施すと繋ぎ目隠しにもなります。
■平面での接着箇所を作る
作り方の「繋ぎ目の目立たない作り方」にも書いた「糊代を別パーツにする」 方法は平面での接着との相性が良いので、展開図側でこれをやり易く作る事も大事かな〜と。
■”影”を意識した展開図
これは「萌え紙」様の技術解説にある方法ですが、糊代の向きを”光が当たる方向”も考えて設ける方法です。私もこの方法に従っていますが・・・まだまだ修行が足りません。
■繋ぎ目を折り込む
杏子の服のシワで思いついた方法。折り紙を折るように、繋ぎ目部分を折り返して作る事でディテールを上げるだけでなく、繋ぎ目箇所を折り返して隠す事ができます。
@ パーツ数が少なくでき、ディテールを上げられる
A ポリゴンに沿わない柔らかい仕上がり
B 繋ぎ目を隠せる
・・・と、良い事ばかりですが、モデリング&作り方が複雑になってしまうのが(;-_-;)
1枚の紙から様々な立体を作りだす、折り紙・折切り紙の技法からは学ぶべきことがたくさんあります。これらの技法を混ぜ込めばもっと表現が広がりますね( ̄ц ̄)